パナソニックホームズでマイホームを新築した我が家。
我が家の新築計画は、元々両親が住んでいた家(夫の実家)の建て替えという形で進みました。
(我が家もその家に5年程住んでいました)
両親が建てた家も旧パナホーム。
同じ土地に、同じハウスメーカーで家を建てたことになります。
元々住んいる土地で家を建て替えるということで、
・近隣の環境
・日の当たり方(季節による差も)
などが把握出来ているところが利点!
そのため、土地や近隣の状況を考慮し旧居の使いにくさを改善しつつも我が家が暮らしやすい家にするにはどうしたらよいか?を考えました。
今回は旧居の間取り図から不便に感じていた点を洗い出し、新居へどのように反映させたのか、その結果(1年住んでみて)どうだったのか?を考えます。
旧居の間取りはこちら!
平成元年に作成された旧居の間取りはこちらです!
敷地は158.39㎡(47.9坪)
建築面積が1階が53.87㎡(16.3坪)、2階が56.6㎡(17.12坪)で延べ床面積が110.47㎡(33.42坪)
となっています。
1階、2階に分けて詳細を見ながら、改善したかったポイントをピックアップしていきます!
1階の間取りと改善したかったポイント
改善したかったポイントは以下の通りです。
①窓の位置
②玄関とトイレの位置関係
③セミクローズのキッチン
これらの理由と、新居での改善結果をまとめていきます!
窓の位置
旧居の不満ポイント
写真でいう図面下方向には、大きな二世帯住宅があります。
そのため方角で言うと「南」(真南ではないけれど)からの日射が非常に少なく、『日の当たらない寒い家』という認識でした。
特に赤丸の窓は一年を通してほとんど日が入らない、開けていても閉めていてもあまり変わりないのでシャッターを開ける回数も少ない窓でした。
黄色の丸は時間帯や季節によっては多少日が入る場所という認識。
青丸は日は入るけれど西日で夏はかなり暑いといった感じです。
こちら側は比較的大きな通りに面していて、今後も大きな建物が建つ、という可能性はかなり低い方角です。
この土地で家を建て替えることになったときに窓をどこにどうやってとるか?これはかなり重要な問題でした。
新居での改善と住んでみての感想
新居では、赤丸のように(西日を覚悟のうえで)西面に大きな窓を設けました。
明るさを確保しつつも暑さは軽減出来るように、(外構の目隠しも兼ねていますが)電動シャッターはブラインドタイプを採用しています。
結果的に、季節や時間に関わらず常時電気を点けていなければ暗かったリビングやダイニングは、晴れている日には電気が要らない明るい空間に!
夫の家族が来るたびに「こんなに明るい家に出来るなんて!」と驚いています
心配していた西日は・・やはり夏は暑いです💦
ですが、シャッターを下げてブラインドの状態で外出するだけで屋内の気温は全然違います。
ブラインドシャッターにしておいて良かったです!
玄関とトイレの位置関係
2つ目は玄関とトイレの位置関係。
旧居の不満ポイント
”人が来たときにさっと貸せるように”などの理由で玄関からすぐのところにトイレを作る人も多いでしょうし、それを否定するつもりはありません。
旧居の位置関係で私が嫌だったのは
まず赤矢印の動線で来客があったときにトイレ(黄色丸)にいることがわかりやすいこと。
トイレは元々センサーライトになっており電気がついているのがすぐわかる!(すぐ隣を通るため、音も・・??)
トイレから出た後は黄色の矢印で書いたような動線で移動し、洗面あるいはキッチンで手を洗うことに。
人が来ていて玄関ドアが開いていると、トイレを出てすぐに「こんにちは」ることになるし、子どもたちがトイトレ中はズボンを脱いでトイレに移動することも多く、玄関ドアが開いていようものなら外から丸見え。
(子どもって誰かが来るとテンション上がって下を履いていようがいまいが関係なく見に来たがるものなんですよね・・💦)
我が家は決して来客が多い方ではありませんでしたが、宅配便などの業者さんも含めて来訪に関して「このトイレの位置嫌だな」と感じる場面がとても多かったです。
そして2つ目に、この位置のトイレは暑いそして寒い!!
玄関の開閉による外気の影響を直接的に受けます。
リビング等をいくら適温にしていてもドアを開けると暑かったり寒かったり・・
当時の構造はよくわかりませんが、玄関の上がり框の下に換気口のようなものがあり、外気が吹き込んでいるのかな?
というくらい特に冬は玄関自体も寒かったです。
トイレに行くたびにこの寒さの中に突入するのがとても嫌でした
新居での改善と住んでみての感想
新居では、玄関は完全に独立していて外出時や来客時など玄関に用事がある時以外は行かなくて済むようになっています。
トイレに関しては以前に比べると玄関からの動線はぐっと延びました。
ここは賛否あるかもしれません。
トイレの位置にこだわった、というよりは旧居での不満ポイントは避けた上で他の部分との兼ね合いでこの場所になっている、といった感じです。
今度はトイレがリビングダイニングと同じ空間の中にあるということで、音やニオイの観点でも避けたいと思われる方もいると思います。
位置としては奥まっているのもあり1年使ってみて、我が家は音やニオイで困ったことはありません。
(現在はトイレから子どもたちの声が聞こえて便利に感じることの方が多いです)
セミクローズのキッチンはコミュニケーションが取りにくい
これは夫からの要望も強かった部分です。
旧居の不満ポイント
旧居のキッチンはセミクローズでした。
画面上方向に向かって作業をするので、ダイニングに誰かいるときには背中を向ける格好。
私がキッチンにいる間は話がしにくいのが夫としては嫌だったようです。(子どもたちの様子も見えにくいですしね)
一方でズボラな私は、多少ごちゃっとしていても外から見えない、多少おこもり感のあるこの空間はそこまで嫌いではなかったのは事実です😅
新居での改善と住んでみての感想
新居では、対面キッチンにしました。
これでダイニングにいる家族やお客さんとコミュニケーションが取りやすい✨
しかしながら、フルフラットキッチンのカッコよさを取りたい夫に反し、どうしても手元は隠したい私との攻防が(笑)
結局は手元に立ち上がりのあるスマートステップ対面というキッチンにすることが妥協案になりました。
フルフラットキッチンの写真を見るたびに「カッコ良いな✨」と思いますが、確実に私にはスマートステップ対面が合っていたなと思っています。
現在のキッチンで大満足です!
2階の間取りと改善したかったポイント
旧居の2階の間取りはこちらです!
2階の不満ポイントはただ一つ!
ベランダの位置です!!
旧居の不満ポイント
先程も記載した通り、南側に大きな二世帯住宅が建っているという状態の我が家。
(話によると、旧居が建ってから数か月後にこの隣家は建ったようです。後から隣の土地にどういう建物が建つかわからない・・という典型的なパターンでしょうか)
その隣家の方に向いているベランダはとても広いですが、特に冬は何時間洗濯物を干しても全然乾かないベランダでした。
意味なし!!
新居での改善と住んでみての感想
新居ではこちらも思い切って西側に!!
ベランダ要不要論はこちらでは割愛しますが、私はベランダが欲しかったため、道路に面していて今後も高い建物が建つ可能性が低い西側にベランダを作りました!
基本的には洗濯物は乾太くんを使用するため外干しはしませんが、布団を外に干すのが好きなので。
家の正面に当たるため、外観のアクセントになるよう腰壁ではなく格子デザインのものに変更しています。
入居して1年、予定通り布団を干すために使用していますが満足度は高いです
担当営業さんからも
「格子デザインのベランダが外観の良いアクセントになる例として他の方にも紹介しています!」
なんて言ってもらったりしました😝
ちょっと待って!これは旧居の方が良かった!!【後悔ポイント】
概ね以前からの使いにくさを改善することが出来て満足している我が家ですが、唯一「前の方が良かった!!」と思うポイントが。
それが・・階段!!です!
特に何かに強くこだわったわけではない旧居のようでしたので、それより狭くなるなどとは全く想像出来ていなかった・・
あまり気にしていなかった・・気が回らなかった・・気づくのが遅かった・・
という私たち自身が招いた結果ですが💦
幅も、踊り場も旧居より狭くなってしまい、後悔ポイントになってしまいました😢
おわりに
旧居と新居の間取りを比較してみました!
敷地や周辺環境はそれぞれ違いますし、家づくりに関して特に参考になるような内容ではなかったかもしれませんが、お読みいただきありがとうございます。
実際に住んでいた旧宅は、決して住みにくいばかりではありませんでした。
どちらかというと設備の不具合が重なってきていたのもあり建て替えを検討し始めた、という側面もあります。
ですが旧居の間取りを改めて見返して思うことは、
”後から建つかもしれない建物のことをもっと考慮していたら、『日当たりが悪く寒い家』にはならなかったかもしれない”
ということでしょうか。
これは現在新築計画をされている方にも大いに関係ある話だと思います!
もちろん一緒に計画を進めてくれているプロの方が考慮してくれているとは思いますが、ぜひ確認してみて頂きたいです。
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