今回は、以前書いた我が家の窓の話の番外編。
我が家のリビングダイニングの窓について書きたいと思います!
我が家の”大きな窓”へのこだわり
我が家の家づくりの希望は・・家づくり開始当初は、最低限の耐災害性と
①大きな窓がある明るい家
②柱のない開けた空間のリビングダイニング
③子どもたちの成長に合わせて変えられる フレキシブルな空間にしたい
でした!
新居を構える土地は元々義実家(旧パナホーム)だった場所。
義実家が建って数か月後?に隣に敷地いっぱいいっぱいに大きな二世帯住宅が建ち南側からの光が遮られ・・”とにかく寒くて暗い家”になってしまったと。
それをストレスに感じた義両親は近くに建売を買い住み替えたくらいでした。
(その家で育った夫にも”パナホーム=寒い”と完全にインプットされていました💦)
建て替え前の義実家の間取りはこちらからご覧いただけます!
その土地に新築することになった我が家。
その”寒い、暗い”は何とか解決したい!!という思いがあり、大きな窓から明るい光を取り入れたい!!という希望が強かったのです。
”大きな窓”という曖昧な言葉を詰め切れなかったのが失敗の始まり・・
そんな希望をもとに家づくりを始めた私たちは、鉄骨メーカーを中心にハウスメーカーを周り打ち合わせを重ねました。
もちろんどのメーカーさんにも大きな窓の希望は伝えました!!
そして打ち合わせを重ねる中で、
「我が家が求めている”大きな窓”は”天井から床まで一面窓!”というほどまでは必要ではない」
というところまでは夫婦で共通認識が出来上がりました。
が、今思い返すと、こだわりたい!と思っていた部分にも関わらず、どの程度までの”大きな窓”を求めていくのか詰め切れておらず、そこで止まっていたのですよね・・
そこで決まったハウスメーカー。
寒い家のイメージが強すぎるため「パナソニックホームズで建て替えはない!」と言っていた夫ですが、色々なタイミングが合い結局お願いすることはないと思っていたパナソニックホームズに決定することに!
当然パナソニックホームズにも窓の話はしていて、「大きな窓に出来ます!」ということでのメーカー決定でした。
・・・ツッコミどころ満載かと思いますが、この時「大きな窓に出来ます!」を鵜呑みにして信用してしまったことがとても尾を引く問題になることはこの時思ってもみませんでした💦
契約後に発覚した「耐力壁による窓の制限」
パナソニックホームズとの契約後、建築確認申請に向け建物の大きさや位置関係、窓の位置や大きさなどを最終的に詰めていくときに問題が発覚!!
こだわりだったリビングダイニングの窓ですが・・
(これしかパース図が残っておらず見にくくてすみません)
「3P(三枚建て)窓を2つ並べては付けられない!」と言われてしまったのです。
(パースは3P が2つになっているものです)
※3P=通常の大きさの窓3枚分の横幅
理由はその大きさの窓を2つ並べると、間に「耐力壁が入れられないから」。
実際の耐力壁はこれ
室内側から見たパースでは・・
このようになっていますが、
窓と窓の間の幅が足りなくなる、ということのようです。
窓にそんな制限が出ることなんて聞いてないんですけど~!!
我が家としてはまさかまさか!!
窓は大きく出来るって言ったじゃん!!
制限が出る可能性なんて聞いてないけど!!
と非常に不服でした・・出来ないものは出来ないのですけど😢
妥協案としては、リビングダイニングの窓を
①3Pの窓1か所、2P(2枚建ての一般的な引き違い窓)の窓1か所にする
②3Pの窓を2か所にして耐力壁の位置を変える
⇒その分 ・少しリビングが狭くなる
・耐力壁の出っ張りが室内に出来る
・リビングに隣接した洋室を仕切るパーテーションが引き込み戸となる
ということでした。
最初から希望していた大きな窓。
それを伝えていたし出来ると言われていたし・・まさかまさかこの期に及んで制限があるなんて言われると思ってもみなかったのでした💦💦
迷いに迷った結果、不本意ながらも室内側を妥協することにし、②耐力壁の位置を変えることを選びました。
今になって思うと、こだわりの部分だったのだからどれくらいが我が家にとっての”大きな窓”なのかをしっかり煮詰めておかなければいけなかったし、それをメーカー側にもきちんと伝えておかなければいけなかったのです。
もっと言えば、窓の大きさは契約前にしっかり確定させておけばこんなことになることもなかった💦💦
と、我が家自体にも多々問題があると思っています。
が、その当時はそこまで思い至ることもなく「出来るといわれていたことが出来なかった!!」という気持ちがその後の打ち合わせの際にもかなり尾を引いてしまい、何かある度に思い出すし、不誠実と感じる対応があった時には「窓の件もあったし、いっそ今からでも解約する方が良いのではないか・・」という話が出たことも事実です。
結局は妥協案のまま家は出来上がるわけですが。
実際のリビングダイニングの西側の大きな窓をご覧ください!
実際のリビングダイニングの窓はこちらです!
ダイニング側は3P掃き出し窓、リビング側は3P腰高窓です。
リビング側も掃き出し窓の提案もあったのですが、リビング側は床でゴロゴロするかもしれないし、ということで腰高窓に。
(ほんと、我が家にとっての”大きい窓”って何ぞや・・😓)
沢山光を取り入れたい!!という希望は存分に満たし、一冬過ごしましたがとても明るくて満足しています✨✨
「電気を点けなくてもこんなに明るいなんて凄いね!!」 と、他でもない夫が一番感動しています。
問題はこれからやってくる夏。西日がとても暑そうです💦
が、それも見越してつけた電動ブラインドシャッターがきっといい仕事をしてくれると思います!
また結果はレポートしたいと思います🎵
室内側は、耐力壁が建築中の写真の赤丸部分になります。
この壁です。
計ってみたら、横幅は108.5㎝。
17.5㎝の出っ張りがあります。
引き込み戸になったパーテーションはこちら
出っ張りや引き込み戸に関しては、住みながら特に気になるということはないので現在では特に後悔ポイントにはなっていません。
満足度と後悔度は??
ズバリ、こちら!!
満足度:★★★☆☆
後悔度:★★★☆☆
実際に住んでみて、しっかり明るさも確保出来たしリビングダイニングの開けた空間に大きな窓が付いていて、希望していたようなリビングダイニングの形になっていると思います。
実際に住んでみての満足度は高いです✨
が、残念ながら「出来ると言われて出来なかった」というモヤモヤはなかなか拭い去ることは出来ず💦
今でも思い出すことは思い出します!!
そういう意味で後味は悪く、後悔がないとは言えません。
最初からしっかりと確認していたら・・今とは違う結果になっていたことは間違いありません。
そういう意味での勿体ない後悔を我が家は抱えています。
教訓:家づくりで優先したいポイントは契約前にしっかり確認を!
ここまでお読みいただき、お伝えしたいことは十二分に伝わっているかもしれませんが・・
我が家の教訓です!
タイトル通りですが、こだわりポイントは、契約前にしっかりと確認を!です!
我が家にとっては窓でした。
”大きな窓”が何を指すのかによって選択が変わってくるので、まず自分たちで、あるいはメーカーさんと一緒にそこをきちんと整理しましょう!
もう一度。特にこだわりポイントは、契約前にしっかりと確認を!!
我が家のような失敗をするご家庭は少ないと思いたいですが💦
とても大切なことだと思います。
補足:パナソニックホームズでも窓の大きさに関する制限は様々!
パナソニックホームズには、3つの構造パターンがあります。
- 制震鉄骨軸組構造(HS構法)
- 大型パネル構造(F構法)
- 重量鉄骨構造(NS構法)
わが家は、大型パネル構造(F構法)で建てました!
旧商品名はカサートC、現商品名はフォルティナに当たる商品です!
「大きな窓」という点で考えた場合、F構法は天井までの高さの窓、は出来ません!
けれど、HS構法では天井までの高さの窓、は可能です!!
HS構法の代表例はカサートやビューノ3/3E!
F構法もHS構法も、耐力壁の位置による窓の制限は間取りによっては生じる可能性はあります!
その点はわが家の実例を踏まえてご注意いただければと思います!
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