今回は、キッチンのIHについて!
以前、キッチンの計画について書きました。
ざっくりおさらいすると、
・作業スペースを広げるためにラクシーナ2550→2700に変更して設置した
・掃除が楽なのでIHを選択(グリルなしのKZ-XS30Fを採用)
この計画で進めていました。
ところが、悩みに悩み、変更契約後にIHをトリプルワイドに変更してしまいました!!
その理由とは一体・・・
トリプルワイドIHのメリットとデメリット
トリプルワイドIHのメリット
IHが3つ横並び
読んで字のごとくです。
普通の俵型IHでは奥の加熱器を使いにくいですが、横に並んでいると3つフル稼働しやすいです!
2人で並んで使えます!
手前のスペースが広い
手前スペースは約16㎝だとのこと。
そのスペースを盛り付け等に使えて便利✨
加えて、フライパンなどの持ち手が飛び出すことがないため邪魔にならないし、子どもが引っかけてしまうことがないため安全!
カウンターとIHの段差が1.9mm
段差が少ないということは掃除がしやすいということ!
汚れることが多い場所だけに、助かります🎵
トリプルワイドIHのデメリット
魚焼きグリルがない
グリルが欲しいという方には、トリプルワイドIHは選択肢に入らないかもしれません。
(または、グリルかトリプルワイドの選択肢で悩むことになるかもしれません・・)
Panasonicの独自規格(交換関して)
IHも電化製品なので、耐用年数は10年、長く見積もっても15年程度。
いつかは壊れて、買い替えるときがきます。
その際、トリプルワイドIHはPanasonicの独自規格であるため、他社製品に入れ替えることが出来ません。
(普通の俵型IHであれば、Panasonic製から他社製への入れ替えは多くの場合可能)
そのため、価格競争はありません!
入れ替えの工事費も高くなりそうです(たぶん)💦
Panasonic独自規格(廃盤の危機に関して)
独自規格ということは、需要がなくなってメーカー側が「もう作らない!」と決めてしまえば、一切代わりになるものはありません。
その際にはキッチンごと入れ替えることになるんでしょうか・・ 💦
それだけが怖い・・
導入に当たりリサーチしたこと
メリットを十分理解すること、そしてデメリットについて十分検討することが必要です!
あちこちに電話をかけまくり、以下についてリサーチしました!
魚焼きグリルなしのIHは種類が沢山あるのか?
我が家はもともとグリルなしIHを選んでいたことから、まずはこちらからリサーチ。
Panasonicのお客様センターへ電話しました!
グリルなしのIH(俵型)はPanasonic製で1機種しかないとのことでした!
(ラクシーナの標準品にはないらしいです。我が家の仕様書に”加熱機器:別途手配品”と書かれていたことがずっと疑問だったのが解決しました)
他社も同様で、それぞれ1~2種類しかないと思われるとのことでした。
電話で聞いた話では、俵型IHでグリルなしを選ぶ人はほとんどいない、とのことでした。
(これは本当でしょうか?対応してくれた方はすごくグリル推しに感じたので、個人的には疑心暗鬼😅)
⇒グリルなしを選ぶ時点で、それほど選択肢はない。
グリルがない代わりに付属品として「ほっとくっキングリルパン」というものがあります!
ラクシーナ2700に導入した場合の作業スペースは?
こちらは検討中に営業さんに送ってもらったものです。
展開図によると、こんなかんじ!!
俵型IHの作業幅:933mm
トリプルワイド①:885mm(‐48mm)
トリプルワイド②:585mm(‐348mm)
この作業幅の減少がデメリットとなるかどうか、というところですよね
トリプルワイドIHはどのくらいシェアがあるのか?
残念ながら、これはどこに問い合わせてもPanasonicとして公式回答出来るような数値は出していない、統計は取っていない(本当?)とのことでした。
ただし、俵型に比べ選ぶ人が圧倒的に少ないのは事実、とのことでした。
(幅を取るものなので、リフォームやキッチンの間取りに制約がある場合には入れたいけれど入れられない・・という場合も多々あるが、とのこと)
あるショールームのアドバイザーさんは、”公式回答ではなく経験、肌感ですが・・”と言いながら
”トリプルワイド を選ぶ人は確かに多くはないです。でも、確実に増えてきているな、という感じはします”と教えてくれました!!
なるほど!個人の感想だとしても、とても参考になります!!
通常の俵型IHに比べて、故障は多いのか?
IHの故障は、構造が複雑なグリル部分が圧倒的に多いとのこと。
トリプルワイドIHはグリルがない分、グリルがある一般的な俵型IHと比べると故障は少ない、とのことでした!
IH部分のみでいえば、トリプルワイドと俵型に故障のしやすさの差はないとのことでした。
これはとても重要な情報!!
トリプルワイドIHの値段と故障した場合に交換にかかる費用は?
トリプルワイドIHのカタログ価格は28~32万円(2020.9現在)。
IHクッキングヒーターの値段としてはお高めです。
ところが、我が家がグリルなし俵型IHからトリプルワイドIHへの変更差額を問い合わせたら”差額なしで変更可能”というまさかの返事をいただきました💦
ついでに、交換時にかかる費用も目安として知りたかったので問い合わせました!
現在(2020.9)の交換時の金額を確認してもらったら、Panasonicリフォームからの回答は
・トリプルワイドIH:22万6480円(税抜き・工事費込み)
・俵型IH:19万9000円(税抜き・工事費込み)
とのことでした!
加熱機器の値段もさることながら、工事の複雑さなども関係するのではないかと推測されます!
ちなみに、一般的な俵型IHはガスさえ引けば交換時、構造的にはIHとガスを交換することも可能な作りとのことです。
けれど、トリプルワイドは全く構造が異なるため、IHとガスを変えることは出来ない作りになっているそうです。
導入を決めた理由
作業スペースに関して
作業幅を広げるためにラクシーナ2700に変更したため、そこが損なわれるのは本末転倒!と、当初夫はあまり積極的ではない様子でした。
けれど、上記のトリプルワイドユニット①にすると作業幅はたったの-5㎝!
そもそもシンク横のスペースが広すぎるなと思っていたことも解決するし、オプション品のスラくるネットを使えば 解決する話!と思いました。(これは正規オプションで買うよりネット購入の方が安そうでしたよ。参考までに)
何よりも、子どもと一緒にキッチンに立って、作業台だけでなくIHの前でも横に並べるのは良いなぁと思いました🎵
デメリット:独自規格であることに関して
私はもともとグリルなしを希望していたので、トリプルワイドがグリルなしなことは全くデメリットにはなりませんでした
むしろ交換時の金額と、廃盤になる可能性があることの方が我が家にとってはとっても大きな問題‼️
他の方のブログ等で新築時にトリプルワイドを導入している方が多いこと、色々な窓口の方とのやり取りでニーズは徐々に増えているのでは?ということから、すぐに廃盤にはならないのではないか?と予測しました。
(あくまで予測で、これは誰にも答えられない問題ですが💦)
私としては、色々なリサーチの結果、今の時点では基本的にはスペースが必要で導入時も交換時も価格が高いトリプルワイドは”贅沢品”という認識です。
ニーズがなくならない限り、”贅沢品”を購入したい一定の層のためには廃盤にならずに残っていくのではないか、と思いました。
我が家はトリプルワイドを選択しないとしても他の人があまり選ばないらしいグリルなしIHを希望しています。
そうすると選択肢が少なく、価格競争が少ないという意味ではトリプルワイドも俵型もそれほど差はない。
それであれば、使い勝手や掃除のしやすさを優先してしまえ!
導入を迷わせる最大の理由をこう理由づけて夫も納得させ、導入することに決めたのでした✨
おわりに
トリプルワイドIHに関して、使い勝手が良いということはすぐに検索するとヒットするけれど、その他の情報が少なすぎて決められない・・というのが私の印象です。
今回、出来る限りのリサーチ結果を盛り込んでみましたので、同じように迷われる方の助けになることを願っています✨✨
実際に導入し、使ってみた感想はこちら!!
使用後の不具合?の対応と、トリプルワイドIHの故障についてまとめたのがこちら!
我が家のキッチン全体も紹介しています!
ラクシーナを使っている他のユーザーさんとの対談記事はこちら!
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