今回は、パナソニックホームズの見積明細についてです!
どのくらい詳細な見積が出ているのか?
ということと、
どのような流れでどのような見積が出されるのか?
ということについてまとめてみたいと思います!
様々な住宅メーカーの数だけ様々な見積明細もある!ということで、パナソニックホームズをお考えの方も、他社を検討している方も、他社の関係者の方も笑
パナソニックホームズの見積明細を是非ご覧ください!
請負契約書
まずは、請負契約書。
見積もりの条件があり、
本体工事費(一式)、
工事経費、
設計料と工事監理料、各種申請手数料
内外その他工事として
水道、ガス関係
地盤改良費
外構費
が記載。
最後に値引き。
そしてその次のページに
2019年10月版のカサートCの標準仕様一覧表が。
ここには本体の仕様から住宅設備各種、建具、床・壁・天井、照明などの細かい設定も記載されています。
(この段階で既に標準外の設定にしている物もありましたが、この契約書の中では細かいことは書かれていません)
見積書
請負契約後、初回打ち合わせで詳細な見積書が渡されました。
こちらの見積では、請負契約時の内容の内訳が。
上記2ページ分の内訳が次ページ以降更に細かく記載されています。
躯体工事の内訳は
仮設工事
基礎工事
躯体工事
外部工事の内訳
外壁工事
屋根工事
軒先・軒裏工事
外部共通工事
外部建具工事
玄関ドアや各部屋の窓の内訳。
単価×数量で金額が記載されています。
1P=枚建ての窓、2P=2枚建ての窓・・ということと
2PBとか2PCなどの記載は末尾が窓の高さの設定になっているという説明がありました。
我が家が現時点で標準仕様から変更した部分に関しては分かりやすく赤線を引いてくれていました。
外部付帯工事の内訳
バルコニー
タイル工事
物干し金物
外部付帯共通工事
・・って何でしょう?笑
この後、部屋別の内部工事
部屋別内部工事では
クロスや天井
フローリング、巾木
コンセント、照明
火災報知器
などなどが記載されています
その後、内部建具
こちらは設備工事。
キッチン、洗面、お風呂、トイレなどと
各所収納
造作工事
空調
給湯など
余談ですが、例えばお風呂のところ。
<パナソニック>バス オフローラ1616 パッケージ2
と記載されています。
パナソニックホームズの見積システム上、この見積の中でお風呂の中の細かい設定は一切載ってこないんだそうです。
オプションどれを付けたとか何を削ったとか、色は何を選んだとか・・
別で渡されるこれ。
これに全てが書いてあるんだとか。
てっきり施主側にわかりやすく説明するための資料だとばかり思っていたらまさかのそんな大事なものだったとは汗
その他の設備として
給排水
ドアホンや分電盤、EV用コンセント
ソーラー発電関係
AiSEGとホームナビゲーション
などが記載されています。
ここまでで建物本体の記載が終わりでした。
工事経費
設計料
工事監理料
申請手数料
(これは契約書と同じ)
給排水、ガス工事
地盤改良費
外構工事
(これも契約書と同じ)
値引きの記載
以上が、請負契約直後の見積明細です!!
請負契約~変更契約・着工承認まで
その後、打ち合わせを重ねることで色々な変更が生じます。
さすがに都度、というわけではありませんでしたが何回かに一度は請負契約から何がどう変更されたか、金額がいくら変わったかがわかるように見積をもらいました。
その間、営業さんの話でわかったこと。
①営業さんは見積を作れない
②見積依頼をするのは設計さん(インテリア担当の設計士さんも含む)
③そこから見積を作る部署が作成
このような流れで見積は作成されるようです。
そして、大手のハウスメーカーならどこもおおよそ同じようなシステムなのかな?と思いますが、例えば打ち合わせの中で窓を一つ増やしたとすると
❶窓が1つ増える→窓の値段が追加
❷窓の分の壁の面積が減る→本体工事の面積が減る、クロスの面積が減る(それぞれの代金と施工代が減額)
のような感じで、システム上で増減された結果が施主側に差額として伝えられるのですね。
また余談ですが、一級建築士事務所で働いている友人が
「うちみたいなところはハウスメーカーみたいに簡単には見積出せなくて・・」
と言っていました。
当然そうだろうな、と今なら思います。
どこまでシステム化されているのかにもよるのでしょうが、そういう複雑なことを都度する労力たるや・・
見積一つ出すのも大変なことだと改めて実感しました。
変更契約・着工承認
変更契約では、契約時から先程までの変更箇所が全て網羅された見積が出されます。
ここでは
基礎工事:増額
躯体工事:減額
小計:増額
という感じで、全ての箇所の変更が盛り込まれます。
我が家のキッチンを一例として。
我が家のキッチンはサイズもタイプも変更になっていまして・・
(標準)ラクシーナ2550 Ⅰ型対面:一度マイナスする
⇓
(変更)ラクシーナ2770 スマートステップ対面:新たに追加する
(結果)小計:契約時から増額される差額分
となっています。
カップボードは一見同じラクシーナ2700→2700ですが、
(標準)カウンター+吊戸棚
⇓
(変更)トールプランを追加してコの字タイプ
となっていて、この見積上では正直詳細は分かりにくい部分でもあります。
変更契約後
変更契約を取り交わすと、基本的にはその後の変更は出来ません。
やむを得ず変更契約後に変更が生じる場合には、
都度変更の見積書と注文書を作ってもらい、署名捺印が必要となります。
ちなみに我が家は旧宅解体後でなければ地盤改良費の有無が確定できなかったため、それも変更契約後に地盤改良必要なし、と確定してからの減額対応の形となりました。
その他、我が家のワガママでの変更に柔軟に対応してもらったもの、メーカーさん側の説明不足等で変更せざるを得なかったものなど変更契約後にも色々ありましたが、
これ!
玄関のドアホンの背面端子で、電気錠と繋ぐための部品です。
きちんと追加の見積も注文書もあるのですが、入居して設定しようとしたら端子が接続されておらず・・
確認すると「注文を受け付けていてお金もいただいておりますが、こちらのミスで部品が発注されておらず、施工する現場側への伝達もされていなかったため取り付けていないことが確認されました」というビックリな状況も発生しました!
人間なのでミスもあるよな・・と思いますが、さすがにちょっとお粗末。
入居後丸4か月を経過したころに天井を一部剥がして取り付けるそうです・・
まとめ
パナソニックホームズの見積明細について書きましたが、いかがでしたでしょうか。
見積自体は比較的明朗で、細かい方なのではないかと思っています!
ただしお風呂やキッチンなどの詳細は見積書ではわかりません。
何にいくら掛かっているかが見えると、仕様決めの打ち合わせ最中の家族会議は非常にスムーズでした✨
どのような流れで誰が作り、どんなタイミングで出てくるのかも我が家の例ではありますが参考になればと思います。
それでは、今回はここまで。
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