『パナソニックホームズ』と検索すると出てくる予測検索ワードの中で、ネガティブなワードの代表例が
寒い
やばい
後悔
といったもの。
確かに実際に、「パナソニックホームズで建てた家が寒くて後悔」という口コミを見ることもあります
実際には、パナソニックホームズの家はやばいほど寒いのか?
入居から2年が経過し3回目の冬に差し掛かっているわが家。
住んで感じるパナソニックホームズの家の寒さに対する感想と、「寒い家」にならないために出来る対策やコツをご紹介したいと思います!
パナソニックホームズの家は寒い?わが家の口コミ
2020年12月にパナソニックホームズのフォルティナS(旧カサートC)でマイホームを新築しました!
入居から2年経過し、寒さに対して感じることは以下の通りです。
✅真冬は窓際は確かに寒い!
✅1階は間取りとガスヒーターのおかげで寒さは感じにくい
順番に解説します!
「パナソニックホームズ 寒い」の口コミ:真冬は窓際は確かに寒い!
パナソニックホームズで建てたわが家が一番寒さを感じる場所!
それは窓際!!
パナソニックホームズの窓は、わが家が家を建てた2020年時点の標準仕様で
アルミ樹脂複合サッシ アルゴンガス封入Low-E複層ガラスになります。
窓は家の中でも特に熱を外に逃がしやすい部分。
パナソニックホームズ標準の窓は、大手ハウスメーカーを中心にごく一般的に使われるものです。
逆に、特別高性能!というわけではありません。
実際に、真冬には窓際に近づくとひんやりするのは容易に体感できます。
「アルゴンガスは経年揮発する」と聞いたこともあり、わが家は特に窓を重視しなかったので、余計かもしれません
「パナソニックホームズ 寒い」の口コミ:1階は間取りとガスヒーターのおかげで寒さは感じにくい
元々同じ場所にあった旧宅(もともと義実家が建てた家)を建て直して新築したわが家。
旧宅も旧パナホームでしたが、南側に位置する隣家が大きな2世帯住宅だということもあり、とても「寒くて暗い家」でした。
建て替えに際し、一番は「明るくて開放的な家」を目指すことに。
その要望を叶えるために間取りで工夫したことをご紹介!
■隣家が迫っている南側ではなく、通りに面している西側に敢えて窓を取り日射を取り込む
⇒詳しくはこちら
西側に窓を取ることで生じるデメリット「夏の西日」対策はこちらをご覧ください
■玄関が独立し、1階は玄関以外は引き戸を開け放てば空間がつながるようにした
⇒詳しくはこちら
■2階から冷気が降りてくることを考慮し、階段にドアを設置
⇒詳しくはこちら
実際に、西向きの部屋と東向きの部屋は冬場は室温がかなり違うと生活する中で感じます。
南側からの日射が期待できないわが家は、西側からの日射も重要!
間取りの工夫は重要です。
また、「冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へ」を考慮してつけた階段ドアも大正解!
冬場は特に階段の横にあるキッチンに立っていても足元に冷気を感じることなく、快適です。
これに加えて、わが家では暖房機器をガスヒーターにしています。
「エアコン暖房が苦手だから」という理由で叶えた要望でしたが、結果的には大正解!
足元が暖かいと、全体的に寒さを感じにくいです!
1階が全て引き戸の間取りなので、基本的には(トイレ以外)開け放ったまま、ガスヒーター1台で1階フロアを丸ごと暖房。
意外と温度差がなく快適です!
2階の寝室に行く少し前に階段のドアを開けておくと、暖かい空気が2階に。2階も思ったより寒くない状態で、そのまま寝室で眠るだけなら暖房いらずです!
2階の子ども部屋や書斎などで作業する際にはさすがに個室の暖房をつけますけどね。
結局パナソニックホームズの家は寒いの?わが家の場合
わが家は、パナソニックホームズで建てた家に暮らして
特別「寒い家」だとは感じていません!
もちろん、これは完全に私の主観。
そして、同じ条件で他の家と比べることが出来ないので客観性には欠けるかもしれません。
居住地や家族の人数やライフスタイル等にも大きく影響されるため、全ての人に当てはまることではないと思います。
一つの事例として、参考になる部分だけ参考にしていただければと思います。
「寒い家」で後悔しないコツとは?
続けて、わが家が寒くないと感じる理由や「寒い家」にならないために出来る工夫についてご紹介します!
大前提として、「鉄骨住宅は木造に比べて気密性や断熱性が劣る」ということを知っておく必要があります。
仮に同じ土地に同じ間取りの家を建てたとしても、温熱性能は不利ということに。
その上で、間取りを考える際に検討しておくことで「寒い家」を回避することにつながるポイントをご紹介します!
■日射を取り込める工夫をする
■窓の性能を検討する
■床に近い場所に熱源を!
順番に解説します!
日射を取り込める工夫をする
これは、日当たりが悪い家から建て替えたわが家が必要性を最も実感するポイント!
土地探しから家づくりを始める場合、「日当たりの良い土地を購入したい!」と誰しもが思うもの。
けれど、予算や立地など、その他にも考慮しなければいけないポイントはあります。
そのため、みんながみんな、必ず全てに満足できるわけではありません。
与えられた土地環境の中で、どういう間取りにすれば日射がしっかり入って「寒い家」にならないか。
鉄骨住宅の場合はより慎重に検討する必要があるのではないかと思っています!
先ほど説明した通り、わが家はとにかくこの点は重視しました。
寒さ対策として日射はとても重要!!
お日様は偉大です✨
わが家の場合は近隣環境を考慮した結果、一般的には避けられがちな西日すらも「西日でもいいから!!」と取り込むことに。
もちろん夏場の暑さ対策は必須です。
日射を取り込む方法はそれぞれの土地により異なります。
設計士さんなどプロの力を借りて要望を叶えられるよう、相談してみてください✨
窓の性能を検討する
わが家が一番寒さを感じる「窓」についても、検討しておくことをおすすめします!
わが家は検討しなかった、という若干の後悔も含めて。
先ほどから何度も話に出るわが家の建て替え前の旧宅。
築年数は約30年で、アルミサッシのシングルガラス窓でした。
当時、わが家が旧宅に住ませてもらうことになった際、とても寒い家だと聞いていたため、内窓をつけるリフォームを実施!
これは劇的に効果がありました!!
複層ガラスの内窓を開けると、元々のシングルガラスの窓は閉まっているはずなのに外のように寒い・・
逆に内窓を閉めているととても快適に過ごせていました。
複層ガラスの内窓をつけたため、全部でガラスが3枚の状態に。
ガラスの枚数や空気層が出来たことでの断熱性能のアップを体感しました。
もちろん、結露もなし!
ちなみに、内窓をつけたことで遮音性も劇的に向上!
外からの音も全然気にならなくなりました。
これから家を建てるなら「トリプルガラス」の窓を検討するのはおすすめ!!
「寒い家」を回避するのに役立つはずです✨
ただし、価格や、ガラスの枚数が増えることで窓を開ける際の重さがデメリットになることも。
ショールーム等で体感したり、全体の予算バランスの検討をお忘れなく!
床に近い場所に熱源を!
最後は少々力わざではあるけれど、これも大事だと思うポイントです!!
わが家が寒さを感じにくい最大の理由は「ガスヒーターを使っていること」だと思っています。
ガスヒーターのメリットはパワフルで即暖性があることですが、更に機器を床置きしているという性質上「足元から暖かい」ということも大きいのではないかと思います。
繰り返しになりますが、「冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へ」という自然の節理を家づくりでは考慮しましょう。
エアコン暖房や、パナソニックホームズで新築するのであれば検討する人も多いであろう全館空調「エアロハス」は、寒さ対策に関しては不利になる可能性があると思っています。
なぜなら、エアコンは上部の壁付け、エアロハスの吹き出し口は天井だから!
これらはどうしても足元が暖まりにくいです。
私は頭だけ熱くなり、足元が寒いエアコン暖房が苦手💦
だからこそ敢えて希望してガスヒーターを導入したという経緯があります
そのため、寒さ対策には足元(床に近い場所)に熱源があるのが良さそう!
わが家が使用するガスヒーターも一例ですが、
その他にも
✅床暖房
✅床置きエアコン
なども効果があるのではないでしょうか。
これらもデメリットは価格と、当初から検討しておかなければ、特に床暖房などは後から設置が難しい、という点でしょうか
昔から、頭寒足熱(頭は冷やし、足は暖かくしておくこと)は健康にも良いとされています!
足元を暖かくして、鉄骨住宅の「寒い家」をぜひ回避してください!!
まとめ
「寒さがやばい」と言われることもあるパナソニックホームズの家について、わが家が2年住んでの感想と「寒い家」にならないためにできる工夫についてまとめました。
✅窓際はひんやり感じることもあるが、わが家は全体として特別「寒い家」とは感じていない
✅鉄骨住宅は温熱性能(気密性や断熱性)は木造住宅に比べて不利になりやすいことを知って対策をする
✅おすすめの対策は
■日射を取り込める設計にする
■窓はトリプルガラスを検討する
■足元を暖かく出来るよう、熱源を床に!(例:床置きエアコン、床暖房、ガスヒーター)
これらをヒントに、快適な家づくりをしてください✨
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