今回は、パナソニックホームズで標準的に使われる『透湿クロス』について!
我が家も家じゅうの多くの部分で使用しています!
透湿クロスは、よく「水に弱い」と言われます。
この記事内ではそれを検証しながら、更に実際に汚れを落とした我が家の写真も公開していきたいと思います!
透湿クロスって何?
パナソニックホームズは空気の質にこだわっており、色々な取り組みがあります。
その中の1つが、壁に貼られる石膏ボードに稚内珪藻土を使用しているということ。
これにより室内の空気の湿度調整に一役買っているそうです。
そして、その室内に貼られた調湿効果の高い珪藻土の入った石膏ボードの効果を生かすため標準的に使われるのが『透湿クロス』という壁紙。
クロス自体に細かい穴が空いています!
自宅で保管していたクロスの写真を貼ります
これは我が家の多くの部分に使用しているMSM23443という型番のクロス。
パナソニックホームズのオリジナル品。(製造は大日本印刷だそうです)
裏側から見ると小さな穴が沢山あるのがわかるでしょうか。
ちなみに、比較のために我が家が水回りに使用したクロスの写真も
こちらはサンゲツのFE6194という壁紙。
防カビ、表面強化、ウレタンコートの機能が付いたビニルクロスです。
裏側から見ても穴はありません。
(今回はこのクロスを透湿クロスとの比較のために多用します)
多くの場合は、クロスを決める際に室内の大部分に透湿クロスを水回りに機能ビニルクロスをと勧められると思います。
なぜならば、透湿クロスは水に弱いから!ということだそうです。
洗面・脱衣などの水を多く使い湿度が高い場所には透湿クロスは適さないとか。
更に、拭くことにも弱いと説明されました。
これって本当??
ということで、検証してみたいと思います!
透湿クロスは水に弱いって本当?
パナソニックホームズが公開しているクロスのお手入れ方法には
強くこすらないで、ポンポンと叩くようにして汚れを落とすのがコツですと書いてあります。
濡らしたまま放置すると、目地部から水が染み込み、剥がれや汚れの原因となりますとも。
まずはこれらについて、色々と検証してみようと思います!
(検証①)透湿クロスの上に水を垂らしてみた!
この状況は実際の家の中ではあり得ませんが😅
この透湿クロスは同じくパナソニックホームズのオリジナル品、MSM24305(東リ製造)です。
5分後。
結構しっかり水が染み出ていました!
比較としてサンゲツのクロスも同じように水を垂らし、5分後。
↓
全く何ともありません!
透湿クロスは穴が空いているので当たり前ですが、水に濡れたままにすると水が染み込み剥がれたり破れたりするリスクはかなり高いと身をもって実感。
水濡れでノリが剥がれたりクロス自体を傷めそうです!
日常的に水を使用する水回りには確かに向かないかもしれません
改めて気を付けようと思いました!!
(検証②)絵の具の汚れをポンポン叩きながら落としてみた!
これは実際の我が家に貼られている壁紙の話です。
子どもが壁紙に絵の具を飛ばしてしまい、水を付けた布で叩きながら落としました💦
汚れた時の写真を残していなかったので落とした後の写真のみですが・・
赤丸の部分の色が落ちてしまっているのがわかるでしょうか😭
こちらの検証結果は、絵の具の汚れは水でポンポンすると落ちるけど、クロスの色も落ちる!でした😥
水以外の汚れについても検証してみた
水以外の汚れはどうなのでしょうか?
(検証③)鉛筆汚れを消しゴムで軽くこすって落としてみた
こちらも実際の壁に子どもが付けてしまった鉛筆の汚れ(同じく写真無し💦)
鉛筆の汚れは水では落ちないため、良くないのはわかっていましたが消しゴムで軽くこすって落とすことに。
結果は
こちらも消した部分の色が落ちてしまいました💦
透湿クロスは一般的な防汚クロスのように表面強化されているわけではないのである程度は覚悟していましたが、それにしても結構色が落ちました💦💦
内装屋さんとお話しする機会があり聞いてみましたが、消しゴムで消すとどうしても表面が削れてしまうということでした💦
鉛筆汚れは透湿クロスに付いてしまうととても厄介そうでした・・
基本は「柔らかいスポンジで軽く掃う」というお手入れが推奨のようです!
(検証④)油性マジックの汚れを落としてみた
これはまだ実際には起こっていませんが、今後起こると恐ろしい・・ということで、油性マジックの汚れを検証。
左から
①透湿クロスMSM23443
②透湿クロスMSM24305
③サンゲツ機能クロスFE6194
となっています。
油性マジックなので水では落ちず除光液を使用しました。
まず、①透湿クロスMSM23443
除光液でポンポン叩いてみました
薄くはなるけど、残ります。
少し擦って落としてみました↓
やっぱり、色が落ちてしまいます💦
続いて、②透湿クロスMSM24305
同じように除光液でポンポン叩く↓
このクロスの方が表面がボコボコしていてマジックが落ちにくいです💦
少し擦って落としてみました↓
マジックがあまり落ちないだけでなく、表面のボコボコが剥がれてきてクロス自体が破れてしまいそうにへたった感じがありました。
比較対象の③サンゲツ機能クロスFE6194
割としっかり目に擦りながら落としました↓
比較、とはいえこのクロスでも油性マジックの汚れは結構残ってしまいました💦
どのクロスでも、やはり凹凸がある部分は汚れは落ちにくいです。
しっかり目に擦ってもクロスが破れそうな感じはしないけれど傷むのはわかるので、いずれにしても油性マジック自体がクロスの敵!!だと思います💦
透湿クロスのベストなお手入れ方法を内装屋さんに聞いた!
透湿クロスのベストなお手入れ方法は何なのか??
別の要件で補修に来ていただいた内装屋さんに伺いました!
透湿クロスのお手入れは基本は柔らかいスポンジで、水で叩くのみだそうです!!
やはりデリケートなクロスで、擦ったりなどには弱いとのこと。
鉛筆などを落とすには・・と伺ってみましたが、消しゴムなどで擦ると表面がはがれてしまうそうで、クロスを傷めないためにはやはり乾いた柔らかいスポンジで上から払う程度しか難しい、ということでした💦
まとめ
珪藻土入りの石膏ボードの調湿機能を生かすために使われている透湿クロス。
名前の通り沢山空いている小さな穴で湿度の調節に役立っているのは間違いなさそうですが、水に弱い!は本当!!なのではないかと思います。
それ以上に、汚れを落とそうとすると色が落ちたり破けそうになったりクロスとしての弱さをとても感じました💦
パナソニックホームズで家を建てる際、透湿クロスを使わずに全面を機能クロスにする方はほぼいないのではないかと思うので、このクロスと上手に付き合っていかなければならないと思います💦
汚れないに越したことはないですが、どうやっても少しずつは汚れてきてしまうもの。
かなりデリケートであるという事を頭に入れて丁寧に扱いたいと思います。(自戒)
また別の種類の汚れに関しても今後検証して追加してみたいと思います!
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