今回は、パナソニックホームズの『Vieuno(ビューノ)』についてまとめてみたいと思います!
「上へ、上へ」というCMでおなじみの、パナソニックホームズの3階建て以上の多層階住宅!
主に、都市部で土地や建築条件に制約がある場合や、二世帯住宅、更には賃貸または店舗併用などの場合などに選ばれる多層階住宅ビューノ。
実際の住宅展示場の写真を使用しながら、その特徴や構造などに迫ります!
ビューノで建てた展示場のご紹介
今回ご紹介するのは、Vieuno(ビューノ3E/Sで建てている鳩ケ谷展示場!
1階に親世帯、2~3階に子世帯という二世帯住宅の間取り。
柱のない大空間や天井までの大きな窓で、開放感あふれる展示場です。
こちらでの写真を使いながら、ビューノについてご紹介していきたいと思います!
構造:3階建ては制震鉄骨軸組構造、4階建て以上は重量鉄骨ラーメン構造
ビューノの構造は、3階建てと、4階建て以上で異なるそうです!
パナソニックホームズには
✅制震鉄骨軸組構造(HS構法)
✅重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)
✅大型パネル構造(F構法)
という3つの構造パターンがあります。
ビューノは、
3階建て(ビューノ3E/S)は制震鉄骨軸組構造(HS構法)
4階建て以上は重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)
となるそうです!
制震鉄骨軸組構造(HS構法)は軽量鉄骨、
重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)は名前の通り重量鉄骨
が使われています!
鳩ケ谷展示場は3階建てのビューノ3E/Sで、制震鉄骨軸組構造(HS構法)の建物です。
ビューノ3E/S(HS構法)の特徴は?
140回もの実大住宅振動実験に耐えた優れた耐震性
地震のエネルギーを熱に変換にして逃がすアタックフレームにより、「耐震と制震」両方の性能を発揮できるそうです。
- 阪神淡路大震災の4.3倍となる、施設の限界加振といわれる強さの揺れで実験。建物の変形が小さく、安全性が確認された
- 東日本大震災を再現した実験も実施
- 震度7を10回含む連続140回の繰り返しの地震に対する強さも確認
超高層ビルにも採用される技術とのこと!
耐震性能は抜群に良いようです!!
マルチモジュールシステムの採用で様々な土地に対応できる柔軟性
HS構法は、間口、奥行き、高さまでも15㎝単位で設計可能!!
変形地への対応や、敷地制限のギリギリまで空間を縦横に広げられます。
さらに、勾配架構で斜線制限にも対応できます!
まさに都市型住宅!!
柱型が出ないことでより広い空間が可能
一般的な鉄骨構造では四隅に「柱型」が出てしまいますが、制震鉄骨軸組構法では柱は壁の中に!
柱型が出ず、使える空間も広くなります!
これはビューノ3E/Sには当てはまりますが、重量鉄骨ラーメン構造の4階建て以上のビューノには当てはまりません。
実際に、鳩ケ谷展示場の寝室や子ども部屋などをみても、部屋の隅に柱型はありません!
その他の特徴
ビューノに限ったことではありませんが、パナソニックホームズならではの特徴もこちらでご紹介します!
メンテナンスフリーのキラテックタイル外壁
パナソニックホームズの代名詞ともいえるキラテックタイル!
汚れにくく、汚れても光触媒技術で汚れを浮かせ、雨で流れ落ちやすくしてくれるという優れもの!
パナソニックホームズの外壁は目地がないため打ち替えの必要もなく、外壁塗装などのメンテンナンスが必要ないとされています。
鳩ケ谷展示場のキラテックタイルはS-WNブリックの生成ホワイト(接着剤ブラック)となっています!
全館空調エアロハス
高性能の専用エアコン一台で家全体を空調・換気する全館空調「エアロハス」。
写真のような吹き出し口が家じゅうの天井のあちこちにあり、どこにいても一定の温度で快適に過ごすことが出来ます。
室温は部屋ごとに、基準設定温度±2度の範囲で調節可能!
外出や就寝時には一時的にOFF設定にすることも出来ます。
ニーズの高まっている書斎スペースなどは、「個別にエアコンを設置するほどでもない広さ」という場合も。
エアロハスなら、そんな空間の空調に苦労することもなくなりそうです!
坪単価は?
気になるビューノの坪単価!!
あくまで目安ですが、鳩ケ谷展示場と同じビューノ3E/Sの本体坪単価は100万円以上とのことでした!
ちなみに、4階建て以上のビューノ(NS構法)の本体坪単価は110万円以上だそうですよ!
どんな人に向いている?
ビューノが向いている人は、いわずもがなかもしれませんが・・
- 3階建て以上の二世帯住宅を検討している人
- 店舗や賃貸併設の住宅を検討している人
- 変形地や狭小地、密集地に家を建てようとしている人
といったところでしょうか!
気になるポイント①多層階住宅には必須!ホームエレベーター
ホームエレベーターについても気になる人はいるはず!
と思い、色々とお聞きしてきました!
鳩ケ谷展示場のホームエレベーターの仕様はこちら!
<本体仕様>
名称:XLスリムモダン(6枚戸)/約250万円
定員:2名
積載量:150㎏
<コスト>
メンテナンス契約:30,000円~/年
電気代:約5,000円/年 ※エレベーター20回/月使用(往復10回想定)
広さとしては、2名以上余裕で乗れそう。(定員2名ですが)
扉の色はお部屋に合わせて変更できます!
鳩ケ谷展示場は2世帯住宅になっているため家の中にエレベーターがありました。
賃貸や店舗と併設の場合には、賃貸や店舗部分の1~2階は階段を使用。
エントランスに、3階にある自宅用の専用エレベーターを設置して玄関前に到着!というパターンもあるようです!
気になるポイント②全館空調エアロハスについて
先ほども紹介した全館空調「エアロハス」について。
ちょっと気になるポイントが!
まずは、実際のエアロハスについてご紹介します!
こちらがエアロハスの吹き出し口。
家じゅうのあちこちに点在し、空調管理してくれます。
こちらが空調ユニット本体。
中を開けると、上部には
専用の高性能エアコン。
本体をよく見ると、市販されているエアコンと同じ「Eolia(エオリア)」の文字が!!
空調ユニット下部には、HEPAフィルターが4枚!
HEPAフィルターのお手入れは、取り出して掃除機で吸うだけ!
簡単!!
ただし、以前は約半年に1回が推奨されていたHEPAフィルターのお手入れですが、現在では2~3か月に1回が推奨!と変わったそうです。
湿気の多い地域では、カビが発生してしまう事例があったんだとか。
こちらがコントロールパネル。設定変更はこちらから!
各部屋±2℃の温度調節はこちらで!
ここで、個人的には気になるポイントが!!
このコントロールパネル、空調ユニットが設置される2階に、1か所しか設置されないそうです。
つまり!!
各部屋で温度調節が必要になった場合・・一度このパネルを操作しに来なければいけないということです!
例えばこの鳩ケ谷展示場。
1階が親世帯、2階が子世帯のLDK、3階が寝室や子ども部屋という間取り。
寝ているときに「ちょっと暑いな」とか「ちょっと寒いな」というとき、わざわざ2階まで移動して温度調節しなければいけないということになります。
・・・ちょっとだけ大変かも💦
各部屋にいながら温度調節出来る方が便利・・今後に期待です✨
まとめ
パナソニックホームズの多層階住宅、ビューノについてご紹介しました!
ビューノは
✅3階建て(制震鉄骨軸組構法/軽量鉄骨)、4階建て以上(重量鉄骨ラーメン構造/重量鉄骨)で構造が異なる
✅①140回もの実大住宅振動実験に耐えた優れた耐震性
②マルチモジュールシステムの採用で設計対応力が高い
③ビューノ3E/Sは柱型が出ず空間をより広く使うことが出来る
✅メンテナンスフリーのキラテックタイル外壁、全館空調エアロハスもおすすめ!
✅二世帯住宅や賃貸または店舗併設の住居を検討している方に向いている
✅本体坪単価はビューノ3E/Sが100万円~、4階建て以上では110万円~
✅多層階住宅に必須?!のホームエレベーターの導入費用は約250万円
といった特徴がありました!
今回紹介した鳩ケ谷展示場以外にも、ビューノで建てた展示場は多数あります!
気になる方は是非チェックしてみてください✨
今回は、ここまでです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
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